以前もブログで報告しましたが、全倒ネット関東地区の研修会が2月4日に甲府で行われました。
メインは「初めての法人破産申立」というテーマでのパネルディスカッションでした。
これから何回かに分けて、この研修会の内容をダイジェスト版として報告したいと思います。
研修会のコーディネーターが小野正毅先生、パネラーは私の他に伊藤尚先生、吉澤宏治先生、林正宏裁判官です。
私以外の発言は当時のメモに基づいて私個人が理解したことであり、発言したパネラーの方の真意と異なる点があるかもしれませんので、その点はご了解下さい。
法人の倒産処理について相談を受けた場合に相談に際して聴取すべき事項や持参させるべき資料としてどのような点に留意すべきでしょうか。
この点についてパネラーの先生から選択すべき手段が決まっていない場合は再生も視野に入れて破産、再生に関する共通事項となる点の聞き取りを優先して行うという話がありました。
まだ、営業を継続しており、再生も選択肢から排除されない場合は合理的な相談の仕方だと思います。資料として特に大切なのが決算書(貸借対照表と損益計算書)なると思います。