依頼者に対する生活指導や精神的なケアについて代理人として注意すべき点について、私自身は経験がありませんが、破産申立をした後に代表者が自ら命をたったという話しを聞いたことがあります
会社を倒産させたことに自責の念を持って代表者については、代理人として精神的な配慮をすること(励ますこと)を考えてください。
他方で、破産申立をした代表者が破産後も(自分の車ではなくても)高級外車を乗り回して、ゴルフをしたり、飲み歩いているというクレームの電話を受けたこともあります。一切の趣味嗜好を止めるべきであるとまでは言いませんが、節度ある慎ましい生活を心がけるように指導すべきです。
(注)本件は平成24年2月4日に行われた全倒ネット関東地区研修会のパネルディスカッションのポイントをパネラーの1人である石川が個人的に理解したところをまとめたものです。なお、よくある法人破産の具体的事例を前提にディスカッションが行われています。