初めての法人破産申立(62)

所謂荒れる集会について申立代理人として留意すべき点について
申立代理人がどのような対応をしても感情的な発言をする債権者がいることは事実ですが、債権者集会が荒れる理由には事前対応に問題があることも少なくありません。
代理人として受任しているのですから、代表者に直接対応させないことは問題ありませんが、債権者からの問合せに対しては代理人は対応すべきだと思います。
管財人として良く聞くクレームが申立代理人と連絡が取れない、連絡をお願いしても返信がないということです。
また、債権者集会が荒れることが予想される場合は裁判所と管財人にその情報を引き継いでほしいと思います。
その場合、例えば債権者からどのような発言が出るのかある程度予測できるのであればその情報も引き継いでもらいたいと思います。

(注)本件は平成24年2月4日に行われた全倒ネット関東地区研修会のパネルディスカッションのポイントをパネラーの1人である石川が個人的に理解したところをまとめたものです。なお、よくある法人破産の具体的事例を前提にディスカッションが行われています。

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