新宅さん紹介の倒産法改正研究会編『提言 倒産法改正』(金融財政事情研究会)ができるまでを少し書いておきます。
倒産法制の立法が終わり、落ち着いたかに見えてはいますが、実際の現場では、不都合な点が多々あり、解釈や運用による対処だけでなく、見直しが必要と感じていました。
また、債権法改正の議論が進む中、倒産の場面の検討は別途倒産法でやってください、といった話が多く出てきました(すごく疑問ですね。)。
そんな中、昨年4月、やはり倒産処理弁護士から発信すべきと思いたち、友人に呼びかけ、5月の準備会を経て、6月には出版社にもご理解いただき、研究の成果を出版していただけることになりました。特に、7月、8月に集中して研究会を開催し、9月末の初稿締切りを厳守し(私の原稿の取立ては特に厳しい・・・)、その後も論文の検討会を行い、めでたくこの度の出版となりました。
発案したものが具体的な成果物(本)となるのはうれしいですね!
3月19日には、東弁倒産法部と共催で倒産法改正シンポを行います。
実際の倒産法改正までは長い道のりになるとは思いますが、まずは、第2弾を考えています。